Neutral Life - ニュートラル・ライフ

仕事・結婚・出産・子育て 「30代からの女性のこれから、」をテーマとしたコラムを綴ります。

アラサー女子に伝えたい「独身と結婚どちらを選んでも後悔はするだろう」ということ

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このまま独身のままかもしれないと悩む女性がいたり、令和になったし婚活しようと積極的に出会いを探す女性がいたり、20代前半の頃とは違って人生の選択に重みと現実味を帯びてくるアラサー世代。そんな心の葛藤を日々抱える女性に、少しでも私の体験を共有したいと思います。

 

初めまして。現在カナダ在住のシシュ・ナタリアです。今回は初めての記事なので、少し自己紹介をさせて頂きますね。私は東京出身の純日本人で、シシュ・ナタリアという名前はカナダ在住用のハンドルネームです。なぜカナダに移住したかは今後の記事でお伝えしたいと思っています。

 

今回の記事に対して、かくいう私も結婚に取り組んだもののスピード離婚の体験を持つ現29歳・バツイチです。独身のままってどうなのだろう、結婚すれば幸せになれるのか...必ずこれが正解っていう人生なんてないからこそ、とても悩みますよね。

 

そんな同じような悩みを抱えている皆さんに、結婚からスピード離婚を経験した私の反省点や学べたことをお伝えしたいと思います。

独身・結婚を考える前に、まずはよく自分自身と対話しよう

 私は当時お付き合いしていた男性と約3年の同棲期間を経て、籍を入れました。私の場合は独身のままがいいのか、はたや結婚した方がいいのか、という悩みよりも彼との同棲歴が長かったので「このまま結婚しても別に何も変わらないだろう」というような安易な思考での結婚でした。

 

入籍してからは、元旦那さんのご両親の親戚へ挨拶に行き「子どもを産めるよう頑張ります」と宣言したり、彼が一人っ子であったが故にお墓の管理の話が出たりと、自分の人生はこのままこの人と生きて終わっていくのだろうな、と独身時代の自由さが日に日に恋しくなる自分がいることに気付き始めました。

 

ここで私が言いたいのは、婚活を始めようか悩んでいる、または同棲歴が長くて籍を入れようか考えている皆さんに、いま一度「心のどこかで何かやり残したことはないか?それは本当に自分の思い描く生き方なのか」を自分自身とよく会話して頂きたいということです。私はこの自分自身との対話が少なかった「自分というものを把握していなかった」ためにスピード離婚に至ってしまったと思っています。

 

心のどこかで「海外留学や生活をしてみたい」と思っていた自分をないがしろにした結果、私はたくさんの人を傷つけることになりました。離婚って最近では一般的ですが、いざ自分がその当事者になると周囲への罪悪感や精神的ストレスは想像以上に苦しいものです...。話が外れましたね。

 

もしもあなたが「一人で世界一周したい」「まだまだ遊び足りない気がする」一人で〜したい、そんな気持ちがどこかにあるのなら、まだ結婚を視野に入れないで今すぐ自分を満たしてあげて下さいね。 

失敗や後悔をしてもしょうがない、という心構え

 独身時代が長いと「今さらもう他人とは一緒に暮らせない..」と感じたり「結婚って自由がなくなりそうで嫌、だけど老後一人は怖い...」「結婚で失敗したくない...」

 

これらは私も感じたことですが、年齢が上がると共に真剣に結婚に関して悩んだ時は、私は「結婚してみたらいいかも?」と言いたいです。と、いうのも「私たち女性の人生はもはや結婚で決まる訳ではない」から。また、さらに言うと「結婚が永遠の幸福を与えてくれるもの」でもありません。

 

ただ私が言いたいのは「結婚という体験がないからずっと悩み続けている状態」が続いているだけのように感じます。

 

よく言われる「結婚はゴールではない」というのは本当で、他人と暮らしていくのは楽しい面も、大変な面もあります。ただ、結婚をあまりに重く捉えて悩むくらいだったら「結婚というのは一つの人生のイベント、いつか別れることがあったとしてもしょうがないか」という気持ちで挑んでみた方が予想外の楽しい人生が待っているかもしれません。

 

生きているからこそ、成功や失敗、後悔も付きものです。ただそれを "学び" と捉えられたら、より豊かな人生が送れるのだと思います。

後悔しない結婚相手って?

 最後に、皆さんにお伝えしたい結婚相手について。

私は元旦那さんと結婚を後悔したことはなかったのですが、同棲期間が長いことや打算的な結婚相手を選んでいたということもあり「この人が働けなくなったら私が食べさせていこう」という気合いや「もし私が何か夢を持った時、あなたは応援してくれる?」というような会話がなかった、お互いの結婚観・人生観の話を全然していなかったことに反省をしています。

 

「結婚相手=お互いの都合の良いパートナーではなかったんだ」と結婚と離婚を経験してようやく気付けた私は相当な頭でっかちなのですが、今となって私が思う後悔しない結婚相手というのは「この人と生きていきたい、離れたくない」と純粋に愛しさを感じる相手こそ、素敵な結婚相手だと言えます。

 

日本の結婚感って、男女の愛というよりもお互いの家柄を気にしたり老後を気にしたり、将来のリスクを備えた部分がとても強い傾向があるが故に、より悩んでしまうんですよね。「何故か素直に愛しさを感じる」そんな男性と巡り合ってほしいと思います。